お車をぶつけたときに損傷した箇所を修理・交換等を行う作業のことを鈑金といいます。
修理の際には専用工具を用いて人の「手」で叩いて修理、または熱を加えて修理をします。修理の方法も様々ですが、修理が可能か不可能かの「判断」自体も重要になります。よくある事例として大人の握りこぶしくらいの凹みを伴った傷。これは一見するとその凹みだけ直せばと思いがちですが、昨今の自動車パネルは軽量化に伴いパネル類も肉薄になっています。それにより凹むと極端に言えばその3倍の範囲にまで損傷が及んでいるケースが多いです。その損傷を最小限で修理することは長年の経験と車両の材質・性質を熟知した職人による「技術」が必要です。
そして、技術とは別に現代の自動運行装置の付いた車両を触れるには欠かせない「特定整備」という新制度にも対応しています。ブレーキを踏んでいなくても止まったり、踏み間違いを抑制してくれたり、危険を察知してくれる装備にはいくつものセンサーが付いていますが、それらを取り外す際にも特定整備と呼ばれる資格が必要なのです。
今後このような自動運行装置が当たり前になっていく中で知識の面でも弊社スタッフは対応しています。
修理・交換した箇所を下処理等の過程を経て塗装を行います。
昔は白と黒とシルバーの車両しかありませんでしたが、今では青や赤、黄色や緑と時代の変化とともに多種多様になってきました。中には2トーンの車両も珍しくはありません。この塗装の中で重要な工程の一つに「調色」という作業があります。同じ色の車両も新車の状態でも一台一台微妙に色が違っています。年数も経てば色褪せもし、なおさら色が合いにくくなります。新車の色データで塗装してもその車両には一致しません。修理箇所の隣接パネルの色味に近づける作業が調色と呼ばれる作業です。従来人の手で一台一台長い時間をかけ調色をしてきました。中には調色だけで2~3時間かかる色もございます。弊社では調色に関してコンピュータ調色システムを用い、コンピュータが車両の色味に一番近い配合を導き出してくれます。最終確認は人間の目で確認しますが、この一番近い配合に近づける工程をコンピュータの力を借りて効率化を図っています。
また、国産水性塗料を用い、安全性、衛生面、環境面にも配慮し作業を行っています。昔からある「シンナー臭さ」というのは大幅に削減されています。 (水性塗料について詳しくはこちら)
よく「この凹みを直すのになんで関係のないパネルを塗らないといけないの?」や、「この傷を直すだけでこんなに費用が掛かるの?」と思われる方がいらっしゃいます。それだけ高額になるのはこういった工程があってのことなのです。
創業当時から鈑金塗装と並行して車検や自動車修理も行っています。
分解整備を伴う作業等は国家資格保有者による作業が義務付けられているため、無資格者では触ってはいけない箇所もございます。そうしたことに関しても国家資格保有者により安全で正確な作業が日々行われています。
修理方法につきましても「予防整備」もご提案をさせていただきますが、ご予算に合わせてご提案させていただきます。
新車・中古車・商用車多種多様な需要にお応えしています。
中古車を仕入れた際に修理が必要な箇所に関しては外注せず、自社で一貫して行うことにより販売価格になるべく影響の出ない様に心掛けています。